海外FXで勝つためには約定力の高い会社を選ぼう

海外FXで利益を狙うためには会社選びが重要です。国内FX会社の場合もそうですが、提供されるサービスや価格、約定力、信頼度などは取引する会社によって変わってきます。このため、まったく同じような取引をしていても、どのFX会社で取引しているかで収益性が大きく異なるのです。

海外FX会社を選ぶ場合、①で述べたスプレッドはもちろん重要ですが、私はスプレッド以上に重要なことがあると考えています。それは、各会社の約定力です。「約定」とは、注文が成立することです。そして、「約定力」とはFX会社において注文が成立する能力を指しています。

約定力は、もちろんすべてが数字によって測れる力ではありません。そこで、注文を出してから注文が成立するまでの下記の項目を総合的に評価していく必要があります。

ここでは、海外FX会社の「約定力」を判断するポイントを説明していきましょう。

たとえば、1ドルAsk:101.560円のときに買いの成行注文を出した場合、約定まで2秒かかったら、それが「約定までの時間」です。

また、その際に約定した価格が101.568円だとすると、【101.560−101.568=0.008】が注文時に指定した価格との差、つまりこの取引における「スリッページ」になります。

そして、これは指標発表時など価格が激しく動いているときに起こりやすいのですが、仮に1ドルAsk:101.560円のときに買いの成行注文を出したにもかかわらず、約定しないという場合があります。これを「約定拒否」といいます。

こうした約定力の違いは、FX会社が顧客からの注文をどう処理しているかによって異なります。少し専門的な話になりますが、ここでFX会社が顧客の注文をどのように処理しているかを見ていきましょう。 FX会社が顧客の注文を受けた場合の処理には、大きく分けて2種類の方式があります。

OTC方式

「OTC方式」では、顧客の注文をFX会社がいったん自己で決済します。顧客に提示するレートはFX会社が決めることができ、FX会社との相対取引になります。

たとえば、顧客がドル円を買うとFX会社は顧客にドル円を売ることになります。そのままドル円が上昇すると顧客がけてFX会社が損をし、ドル円が下がるとFX会社がけて顧客が損をします。一部の悪徳FX会社はこの仕組みを悪用し、提示するレートを極端に操作して顧客のストップロスを誘発し、自社の利益とするなどの不正行為をしていました。

まともな「OTC方式」のFX会社は、一度自社で注文を決済し、そのあとカバー先の銀行に流したり、顧客同士の注文を相殺(マリー)したりして自社と顧客が利益相反にならないような体制をとっています。ただ、一度自社で注文を受ける関係上、値動きの激しいときや流動性の少ないときは極端なリスクを避けるため、大きな注文の場合約定拒否や遅延が発生することがあります。

日本のFX会社の場合、流動性が高くマリー率が高いうえにカバー先も豊富なため、OTCのデメリットは少ないです。ですが海外のOTC方式のFX会社の場合、約定レートが極端に悪くなることもあります。

OTCがすべて悪いわけではありませんが、こうしたリスクもあるため、海外FX会社を選ぶ際は避けたほうがよいでしょう。

NDD方式

いわゆるインターバンク直結方式です。顧客の注文は直接インターバンク(カバー先)に発注され電子的に執行されます。このためFX会社が価格を左右したり、約定を遅らせたりするなどのリスクが排除され、またFX会社と顧客との利益相反もなく公正な注文執行がなされます。

FXをやっているとインターバンクという言葉をよく耳にする機会がありますが、実際にこういった名前の銀行があるわけではありません。少し漠然としていますが、インターバンクというのは実際にはECN(ElectronicCommunicationsNetwork)や直結カバー先(銀行など)のことを指します。

ECNとは個人投資家、ファンド、銀行、FXブローカーといった多くの参加者が相互に注文を出し合う、いわゆる私設取引所というものです。株取引などと同じ板取引であり、板があれば約定するため、約定拒否や約定遅延はありません。こうしたECNのみをカバー先としたFX会社をECNブローカーといいます。

これに対して、直結カバー先(銀行など)に注文を出すFX会社をSTPブローカーといいます。多くのSTPではECNに加え直結カバー先(銀行など)を保有することで流動性を高めています。

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